★イカリとチェーンの関係★ 

~イカリにチェーンは必要か?~

 

チェーンを併用する意味と効果

① あらゆるフィールドでイカリの効き自体を高めるため、チェーンはイカリの効率を上げます。

② チェーンを長く取ってロープの根ずれ防止に効果があります。

③ イカリを使用する水深が深くなってもアンカーは今まで通りの物を使い、チェーンで重さを上げて代用も可能。

④ 自重がロープよりもはるかに重く、重力によって海底に落ちようと「枝垂れる」為、チェーン長さが十分あると、船のピッチングなどに対して、クッション効果も期待できる。

⑤ また、チェーンのみで使用し、簡易なブレーキとして使われる場合もあります。

 

チェーン選びの目安

① 岩礁の場合(根ずれ対策の場合は、さらに長く。)

1~4kgのイカリー6mmチェーン、長さ3~5m程度を推奨。

6~10kgのイカリには8mmチェーン、長さ3~5m程度を推奨。

10kg以上のイカリには9mmチェーン以上を、長さ3~5m程度を推奨。

 

 

② 唐人・唐爪・板付イカリで、砂地での使用を考える場合、最低でも水深の20%以上の長さを推奨。

(ただし、最低長さは7m。)

計算例1 水深100mの場合、20%で20mなので、20m以上を推奨。

計算例2 水深20mの場合、20%で4mですが、最低長さの7m以上を推奨

 

 

 チェーンは無くても使えますが、イカリの力を100%引き出すには、やはりチェーンの併用がベターです。